育児もできるワーキングスペース、Cubes&Crayons。

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昨日、こんなTweetをしたら何人かから「ほよ?」と反応があったので、補足する意味で書いておきます。

詳しくは省きますが、ある事情で小さなお子さんを一時的にカフーツでお預かりして、働くお母さんをサポートする手はずだったのですが、結局ご都合でなしになったというわけです。

要するに、臨時に託児所みたいなことをするつもりで、正直言うと結構楽しみにしてたんですが、実はこれには伏線があって、カフーツを開設する前にあちこちアメリカのCoWorkingの現状を調べているうちに、こういう施設を見つけたんですね。

Cubes&Crayons

サブタイトルにあるように「働く必要のある親のためのオフィススペースであると同時に、子供が遊んだり学んだりそして成長するためのキッズスペースでもある」、つまり託児施設(それも本格的な)のあるワーキングスペースなわけです。「キューブとクレヨン」って名前がしゃれてるでしょ。

コンサルタントをする代表(この方もお母さんです)が早朝から深夜まで仕事をして、なおかつ子供のケアまでしなくてはならない毎日を2年経験し、二人目の子供を妊娠したときに、プロフェッショナルな仕事をちゃんとこなしつつ子育てもできる環境を自ら作ったというのが、このCubes&Crayons。

ちなみに、「CoWorkingとは」のページで参考図書としてあげた”I’M OUTTA HERE! – How coworking is making the office obsolete”という本にもちらっと紹介されています。

生後6週間の乳児から受け付けてくれて、ドロップインも可。仕事しなくて子供が遊ぶだけでもOK。時々、お絵描き教室やシャボン玉大会や、あるいは18ヶ月~3歳児向けの母子で参加する保育コースなどのイベントメニューも(有料で)用意されていて、エコな環境整備にもかなり気を遣ってる様子。もちろんワークスペースはバリバリなスペック。

注目なのはただ単に子供を「預ける」のではなくて、親もそこにちゃんと参加する仕組みを提供していることかと思います。ここは、主宰者自身が仕事と育児の両立に悩んだ張本人であることが大きいんでしょうね。ビジネスだけで発想したら、きっとそうはならなかったはず。

こうした働くお母さん、もしくはお父さんを仕事と育児の両方で支援する仕組みが日本にもっとあったら助かるな、と誰でも思いますよね。託児所に預けに行く手間や時間やコストをかなり低減できますし、第一すぐそばに子供が(もしくは親が)いてとても安心という点は(親と子、双方にとって)ポイントが高いと思います。

最近の日本でもいわゆる待機児童が数多く存在します。その一方で、キャリアのためというより経済事情から働かざるを得ない親もたくさんいます。学校に行く前の小さな子供をどこかに預けなければ仕事できない、けれども預けるところがない、だから働けない、なので経済的に苦しい状況が続くという馬鹿馬鹿しい悪循環が発生しているのは周知のところです。

余談ですが、インフルエンザなんかで休校になって子供が家にいるために働きに出られない、仕方ないから近所の親御さんたちで順番に何人かの子供を一ヶ所で預かったりする、するとその中に感染者がいて結局みんなうつってしまった、という笑えない話もあったそうです。

ま、それはそれとして、こんな不合理な問題を解決する社会的システムが作動する気配は当分なさそうですし、いつまでも行政を頼ってもらちがあかないであれば、その一部分でも自分たちで解決する仕組みを作った方がイイんじゃないの、でもそれはきっとみんなに喜ばれるだろうなと、Cubes&Crayonsを見て考えているわけで。

現実には、施設の許認可の問題や、場所の問題や、人の問題(これが難問)など様々なハードルがあるとは思いますが、いやそこはどこか理念の一致する事業者と提携するのも手だし、とか妄想だけは逞しくしています。何の根拠もなく、いつものように。

そこにそんな「明日、二人、預かってね」という話が舞い込んだために、ちょっとテンション高めてたんですが、ま、次の機会を楽しみにして備えておきたいと思います。

※Cubes&Crayonsについては、また折を見て詳しく書きます。

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About itotomio

カフーツ主宰の伊藤です。日本にコワーキングが根付くことを目指しています。